戒杖刀
名刀レスポンシブ1
戒杖刀(かいじょうとう)
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上杉謙信所用
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杖に仕込んだ刀(仕込杖)で、刀身は備前三郎国宗の作
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生ぶ中心、目釘孔3個。なかご鎺下に「国宗」二字銘
茎尻にも目釘孔の半分と見える孔が開いている。 -
なお仕込杖とは刀を杖のような拵に仕込んだもので、本刀の柄頭は丁字型の撞木に似せており、こじりから先が杖のように伸び先端は二股に分かれている。
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柄は浅葱錦の下地に紫の紐を平巻にしている。
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上杉家刀剣台帳「乾」第18号
御仕込杖
謙信公御手沢 天文二十二年謙信公 高野山登山の節使用
由来
- 号の由来は外装の形状にちなむ。
- 「戒杖」とは、山伏などが護身用に持って歩く杖を指す。
来歴
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謙信が、高野山の無量光院三世の清胤法印に教えを請いに行った際にこの「戒杖刀」を所持したと伝わる。
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※謙信は二度上洛しており、これは天文22年(1553年)9月に叙位任官の御礼のために初めて上洛した際に、足を伸ばして高野山を訪れた時の話となる。
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上杉謙信はかねてより清胤を崇敬しており、上洛のたびに訪れた。
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謙信は永禄5年(1562年)に清胤法印を越後に招き、越後宝幢寺を寄贈している。
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さらに天正2年(1574年)にも謙信は高野山を再訪し、伝法潅頂を受け、法印大和尚となっている。
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天正3年(1575年)には謙信は阿闍梨権大僧都の地位を授けられた。
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本刀は上杉家に伝来。
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昭和12年(1937年)に重要美術品認定。
4182 太刀 銘国宗 附桛杖拵 伯爵上杉憲章
(昭和12年文部省告示第434號) -
現在は上杉神社で保管されている。