正忍記
名刀レスポンシブ1
正忍記(しょうにんき)
忍術秘伝書
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延宝年間に出た紀州流の忍術秘伝書。
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天・地・人の三巻からなり、藤一水正武(藤林正武)の書である。
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紀州藩の兵法学者 名取三十郎正澄(なとりさんじゅうろうまさずみ)らが延宝九年に記したとも。
- 名取正武とも伝わる。
名取三十郎正澄(?〜1708)
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紀州藩士。
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名取流、新楠流の軍学者として紀州藩に仕える。
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号「一水」、「藤一水」。一水先生などと呼ばれる。
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三十郎は、甲州武田家に仕えた名取與市之丞正俊(よいちのじょうまさとし)を祖とする軍学名取流の“中興の祖”と位置づけられる。
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父の彌次右衛門正豊が徳川頼宣に従い、紀州藩入り。三十郎は、先祖伝来の甲州流軍法と楠流軍学を学び、軍学指南役として頼宣に仕えた。
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「正忍記」のほかに、兵器図鑑「建櫜説略」(けんこうせつりゃく)や「兵家常談」など多数の軍学書を残した。
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惣領である三男名取兵左衛門邦教(号青龍軒)は、国立国会図書館蔵の正忍記写本(青龍軒本)著者である。
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名取流は、明治維新の兵制改革で途絶えるまで藩で受け継がれた。
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墓は和歌山市吹上の曹洞宗恵運寺(えいうんじ)にある。